Q091:中学二年生で考えておく事
(漫画と同文。Qからの直リンクのためにここにも置く)
根拠レスな自信と際限ない願望が発生するこの時期。
ゲーム好きな子は多いので「ゲーム開発に関わる仕事がしたい」という子は多いようだ。
そのためか、「ゲームクリエーターになるにはどうすればいいですか?」という質問が、知恵袋にたびたびあがる。
だがこれには一口では答えられない。なぜならこの職種は存在しないから。
ゲームクリエーターとは言え所詮はサラリーマン。
どこかのゲーム会社に所属している必要がある。
じゃあ、どうやってゲーム会社に所属するかというと、ゲーム会社の就職試験をパスして正社員に成ればいい。
「じゃあゲームクリエーター募集の会社を探せばいい」というとそうでもない。
この募集は無い。
通常ゲーム会社の社員募集は
「プログラマー」、
「プランナー」、
「CGデザイナー」、
「サウンドクリエータ」
で行われる。
このどれかの職種で入社するしかない。
だがこの4職種は恐ろしく必要なスキルが違う。
「プログラマー」はプログラミング能力が必要だし、「CGデザイナー」は絵を描く能力に長けている必要がある。
「プランナー」は人を纏める能力、「サウンドクリエーター」は作曲や音を作る能力が、それぞれ必要である。
プロ野球選手を目指す人が、投手を目指すなら投球能力を鍛えるし、バッターを目指すならバッティングを鍛えるように、ゲームクリエーターもそれぞれの専門の能力を鍛えないといけないのは同じである。
なので、まずはどの職種でゲーム会社を目指すのか決めないといけない。
「自分は何が得意なのか?」
「どういう作業なら苦労も楽しみながらできるのか?」
これを見極め、それぞれの職種に必要なスキルや仕事内容を調べ、照らし合わせて決めると良い。
また上記4職種はその専門性から、スキルを上げるための進路も違う。
なので高校受験や大学受験までに、どの職種を目指すのか決めておかないと、適正な進路を選べなくなってしまう。
夢の中の「ゲームクリエーター」を目指してても仕方ないので、早く実在する職種、「プログラマー」・「プランナー」・「CGデザイナー」・「サウンドクリエータ」を目指すように、心を切り替えよう。 |