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Q092
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Q092:中学三年生で考えておく事

(漫画と同文。Qからの直リンクのためにここにも置く)

 高校受験が間近に控えている。

 選択肢は「普通高校」「工業や商業など分野に特化した3年制高校」「高専などの5年制高校」の3タイプ。

 単純に「ゲームなんだから、工業系の専門のとこだろ」、焦りで「早く専門の技術を身につけないと、就職できない」と、思う人もいるだろう。

 こういう理由で工業高校や高専を選ぶのは大間違い。

 一番の間違いは「ゲーム業界だから○○」という考え方である。

 「ゲーム業界」という会社は存在しない。

 ゲーム会社はそれぞれに個性・考え方をもっている。

 得意なジャンルも違えば方針も違う。

 もちろん採用の傾向もそれぞれに個性がある。

 「大卒中心で採用する」所もあれば「専門卒を中心に採用する」所もあり、「両方から一定配分で採用する」所もある。

 なので、大事なのは就職したい会社を見つけ、「大卒採用中心」の会社なら大学を目指し、「専門卒採用中心」なら専門学校を目指す、というように適進路を取る事である。

 上記の話は高校卒業時の「大学か?専門学校か?」で悩むべき事だが、中学卒業時の「高校選択」が、これに影響してくるのである。

 ゲーム会社の新卒募集はほとんど「専門学校・短大・高専以上」。

 高卒でゲーム会社に就職するのはほぼ不可能である。

 さらに「高専や短大採用の比率はとても低い」という事もある。

 「工業高校」にいくにしろ「高専」にいくにしろ、その後に「専門学校」か「大学」にいく必要がある。

 ここで問題になるのが「大学進学」である。

 最初から「専門学校」を進路に取るつもりなら好きな所を選んでよい。

 だが「大学進学」を進路に取るつもりなら、「工業高校」や「高専」はかなり個人の受験勉強の努力が必要になってくるのである。

 「工業高校」は普通授業の他に専門科目の授業をもつので、必然普通高校に比べれば受験に対する授業も薄くなる。

 この足りない部分は自力で補うしかない。

 「高専」は「工業高校」同様に自力の努力が必要な上、大学進学するためには、高専3年で学校を辞める必要がある。

 高専3年の受験をしない場合は、高専5年の後に大学に編入する手もあるが、編入先の大学と条件が合わないとい
けないので大学選択の幅が限られてくるし、編入条件をクリアーできるように授業を選ばなければいけない。

 さらに枠はそんなには多くない。

 冒頭で述べたようにゲーム会社によって「大学の方が有利」「専門学校の方が有利」な会社があるので、適進路を取った方が良いのであるが、中学3年生の段階では、まだどこが良いのかわからないと思う。

 この状況で「数年後、大学の方が良かった」という事になれば、「工業高校」や「高専」を選んでいると、大変苦労する事になる。

 なので、まだ希望の会社が無いのであれば「普通高校」を選んだ方が良い。

 「技術的な事を勉強する必要はないのか?」と思う人もいると思うが、高校生の段階なら、基本部分を独学で進めるで充分である。

 なぜなら、「家庭用ゲーム機の開発には高価な特殊機材が必要」だからである。

 一人に必要な機材・ツールはトータル数百万から数千万もする。

 さらに、ゲーム機を作っている会社から「ゲーム作成していいよ」というお墨付き(ライセンス)を出してもらう必要がある。

 さらにさらに、一昔前はこの類の機器は軍事物資に該当するので「禁止国」に渡らないように輸出禁止でもあったくらいに管理をきちっとしなければいけない。

 よほど資金が潤沢で体制のしっかりした高校でもなければ、とても生徒数分は用意できない。

 なので、高校段階での授業は汎用的な勉強に留まらざるを得ない。

 なので、「どうせ突っ込んだ勉強ができないから、大学を視野に受験勉強をしつつ独学で勉強する」でも、あまりかわらんのである。

 ということで技術の勉強に関してはあまり心配する必要はない。あせらずゆっくり勉強すればいい。
 
 ちなみに、最近はソーシャルゲーム業界も活況なので、この業界を目指すのであれば、汎用的な機材で勉強可能な事もあって、アプリ制作に強い高校を目指すのはありだと思う。

 また「工業高校」や「高専」から「専門学校」に進むつもりなのであれば、学校での勉強は無駄にならない。

 ある程度知識をもってゲーム制作の授業を受けられるので、普通高校から無知識で入った人よりは進みが良いようである。

 逆をいえば「普通高校」から「専門学校」にいくのであれば、その点の不利は覚悟しておく必要がある。

 何事にも利点・欠点はある。

 どこに進もうとそれを理解して利点伸ばし欠点を克服すればなんとかなる。

 「あ〜こちらを選ばなければ良かった」と後悔する事だけはやめよう。

 どういう環境からでも目的に到達できる人材は企業の欲しい人材なのだから。

 「ここで頑張る事は将来の自分の為になる」と思って頑張ろう。
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