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Q087
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Q087:ゲーム会社の種類を教えて

 とくにはっきりした区分けがあるわけではないが、独断と偏見で分けてみる。

○ゲーム機を製造・販売しているかの分類
ソフトメーカーはハードメーカーにライセンス料を払い、ゲームを販売している。
タイプ 説明
ハードメーカー ゲーム機を製造販売しているゲーム会社 ソニー、任天堂など
ソフトメーカー ゲーム機の製造・販売はせず、各ゲーム機で動作するゲーム(ソフト)のみ製造・販売する会社 スクエニ、カプコンなど
○関係による分類
 @ハード会社⇔Aユーザー
         ↑
     Bソフト会社

 上のようにそれぞれの関係でファースト、サードと呼ぶ。ちなみに、ハード会社と親しい関係でソフトを作成する会社をセカンド・パーティと呼ぶ事もあるが、Aはユーザーを指すのでちょっとおかしな使い方ではある。なので、サテライト・カンパニーと呼ぶ所もある。
タイプ 説明
ファースト・パーティ ゲーム機を製造販売しているゲーム会社 ソニー、任天堂など
サード・パーティ ファースト・パーティの付属品を販売する会社。つまりゲーム業界の場合はソフトを販売する会社。 スクエニ、カプコンなど
○販売か開発による分類
 デベロッパー専門はともかく、パブリッシャー専門はあまり無い気がする。旧エニックスのように、生い立ちがパブリッシャー専門であった所は別として、他は異業界からゲームを出そうとしてデベロッパーと手を組んだ所ぐらいである。大体はゲーム業界で立ち上がった時に自社でゲーム開発をしているので、ほとんどの所はデベロッパー兼パブリッシャーで、時々パブリッシャーのみって感じ。その他にはゲームのパーツ部分を下請け専門でやる所もある(ムービ専門のスタジオとか)
タイプ 説明
パブリッシャー ゲームソフトを販売しているゲーム会社 旧エニックスなど
デベロッパー ゲームソフトを開発している会社 旧チュン・ソフトなど
○規模による分類
 人によって何をもって大手のゲーム会社と呼ぶか違うが、一応日本には中小企業基本法というのがあるので、その第2条から強引に分類してみる。

 一応、「ゲームソフトウェア業」は「サービス業」に分類されるが、会社によってはハードを作ってたり電化製品を作ってたりしていて分類が違う所もあるし、やってることはサービス業というより商品を作って流通して販売してと製造業とかわらんから、大きい業界の方の「製造業、建設業、運輸業その他の業種」で見といた方が大手か中小かの判断には良いと思う。

 「製造業、建設業、運輸業その他の業種」は、小:20人以下、中:資本金3億円以下または従業員300人以下、大:それ以外に区分している模様。

(※「サービス業」は、小:5人以下、中:資本金5000万円以下または従業員100人以下、大:それ以外になる)
(※だが、これで分類すると人数だけで見れば2016年で67%も大手になる模様……)
(※中小企業関連立法だとソフトウエア業・情報処理サービス業は、資本金3億円以下または従業員300人以下を中小にする場合もあるらしい。ソフト産業の分類難しすぎ)

 傾向としては、大企業は大卒中心に取るし採用人数も多い。中小企業は即戦力から取るが採用枠は少ない。

 以下は「製造業、建設業、運輸業その他の業種」の分類。
タイプ 説明
小企業 従業員20人以下
中企業 資本金3億円以下または従業員300人以下
大企業 上記以外 任天堂など
○生い立ちによる分類
 どういう経緯でゲーム市場に参入したかによって、その会社の傾向がわかる
タイプ 説明
異業種からまずPCゲーム業界で活動し、その後ゲーム業界に参入した会社 PC中心にゲームを作っていたので、じっくりやるタイプ。つまりRPGやシミュレーションなどが得意 スクエアー、エニックス、コーエー、ファルコムなど
娯楽産業で関連の仕事や納入やメンテなどをしていて、町のゲームセンター屋さんに近い位置にいたため、アーケードゲーム業界へまず参入し、その後コンシューマゲーム業界に参入した会社 アーケード中心に活動していたため、アクションゲームやレースゲームなどが得意 任天堂・セガ・ナムコ・タイトー・コナミ・カプコン・テクモなど
異業種からコンシューマゲーム業界に参入した会社 アーケードやPCの主流によらずに、コンシューマゲームの主流のものを手掛けてくるので、ゲームタイプは色々あり、片寄りが少ない。異業種をしていた関連から版権物のキャラクター物にもつよい SONY・ハドソン・バンダイなど
設立時からコンシューマゲーム会社 ゲーム会社から、独立や最初からコンシューマゲームを作る目的で設立しているので、純粋にコンシューマ向けのゲームを作る レベルファイブ・プラチナゲームズなど

 【ゲーム会社 分類】で検索すると色んなサイトで説明されている。

 人によって分類が違うから他の人の説明も見ておいてくれ。

↓↓以下に関連しそうな新しいデーターを追加↓↓


『ゲーム開発者の生活と意識に関するアンケート2013 (調査結果速報)』追加

 『CEDEC』から『ゲーム開発者の生活と意識に関するアンケート2013 (調査結果速報)』が発表されました。
 http://cedec.cesa.or.jp/2013/enquete.html
 http://cedec.cesa.or.jp/2013/documents/enquete.pdf


 Q18のグラフを見てもらえればわかると思うが、パブリッシャ専門のゲーム会社なんてほとんどない。

 旧エニックスのようなタイプの会社はめずらしい方なのである。

 どのゲーム会社も最初はベンチャーで自社でゲーム作って大きくなっていってるので、基本的に自社に開発体制を持つ。

 「大手はパブリッシャーで自社でゲームは作ってないよ」という言葉もよく見るが、決してそんな事は無い。

 まぁ6%ぐらいはパブリッシャー専門の会社もあるようだから、自社開発しているかどうかは入社前に調べたほうがいいけどね。
 
 Q19のグラフは大手と中小がどんぐらいあるのかがわかるグラフだと思う。

 大企業を300人以上の会社とみれば、4.9%+2.7%+15.2%+19.7%=42.5%ほどは大手に該当する事がわかる。

 また目立つのが「2000人以上」と「100−299人」の二か所。

 古くからゲーム会社して大きくなっていった会社「2000人以上」と、昨今立ち上がって急成長している会社「100−299人」の、二勢力にわかれている。


 ついでに、どんなゲームを作っているかのグラフも。

 ひとつの会社で複数のプラットフォームにゲームを作るのはめずらしい事ではない。

 なので入社した後に、配置される部署で自分がどんなゲームに関わるかも決まる。

 入社した後も気を緩めずに配属されるまでの研修期間も頑張って、できるだけ自分の希望の部署に配属されるように頑張るべし。


『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査2014 速報データ』追加

 『CEDEC』から『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査2014 速報データ』が発表されました。
 http://cedec.cesa.or.jp/2014/outline/enquete.html
 http://cedec.cesa.or.jp/2014/documents/enquete.pdf



 デベロッパーとデバロッパー兼パブリッシャーの比はあまりかわってないですな。

 まぁ1年でそんなに変化するものでもないから、当然か。

 従業員数(つまり会社規模)からいうと300人以上(大手)が40.4%、300人未満(中小)が59.5%らしい。

 これも2013年のデータで数えたのとあまりかわらない。


 担当しているプラットフォームは据え置きが53.7%→35.2%に、スマートフォンとタブレットが46.5%→61.8%or30.4%で激増している。

 据え置き型ゲーム機市場の苦しさがわかりますな


 創業年数の調査もあったので載せた。

 3年以下の新興組と30年以上の老舗組にはっきり分かれている。

 ソシャゲーの登場の時期と重なるから、如何にソシャゲー市場がベンチャーの会社にとって魅力的で儲かる市場だったのかがわかりますな。

『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2015』追加

『CEDEC』から『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2015』が発表されました。
 http://cedec.cesa.or.jp/2015/outline/enquete.html
 http://cedec.cesa.or.jp/2015/documents/enquete.pdf


 創業年数で3タイプに分かれている事がわかる。

 3年以下の新しい会社、9〜12年くらいの大きくなろうとしている会社、30年を超す老舗。


 300人以上から大企業と呼べる領域に入るのだが、大企業目前の会社が18.8%もある。

 また、300人以上の会社も合計すると48.7%もある。半分くらいが大企業ですな。


 パブリッシャーと呼べる会社は4.3%。あいかわらずほとんど無い。


 コンシューマゲームは据置27.1%、携帯20.8%、スマフォは45.9%。スマフォが強いな。

 意外にPCが18.8%で結構残っているな。

 パッケージのPCゲームはもうほとんど聞かない気がするが、PCのオンラインゲームなどなのだろうか?

『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2016』追加

『CEDEC』から『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2016』が発表されました。
 http://cedec.cesa.or.jp/2016/outline/enquete.html
 http://cedec.cesa.or.jp/2016/documents/enquete_2016.pdf

 まずは勤続先の従業員数。


 2015年調査から中小:59.5%→54.5%、大企業:40.4%→45.5%に推移している。

 大手目前の100-299人規模の会社も17.7%→から21.5%と大幅に増えている。

 今年は大卒の人の率が大きく増えたみたいだけど、ソシャゲーに勢いがあった頃の中小ももう大手と呼ばれるぐらいの規模になって業界全体が安定したせいかもしれない。

 中小が勝負できる新しい動きが起きるまでは、この大手の比率が緩やかに上がっていく傾向が続きそう。

 もう一つ謎のデータ。職種別従業員数。


 ちょっと見方がよくわからないが、各職種が大手と中小のどちらで需要があるのかのデータなのかな?

 これをみると、

 大手はサウンドクリエーターを社員としている率が高い。
 中小はプランナーを大手より必要としている。

 と言えるかも。

 プランナーに関しては予想外の結果だ。

 大手の方が多そうな気はするのだが……。

 想像できる事として、一個のプロジェクトに必要なプランナーの数は規模が大きくなってもそんなに増えないけど、プログラマーやデザイナーは規模が大きくなればなるほど必要な数が増えていく。

 なので、小規模のプロジェクトを多数回す場合は、一個の大規模なプロジェクトを動かす時より、プランナーの数を必要する事はありえる。中小は大手よりプロジェクトの数は実は多いのかもね。

 もうひとつ予想外はアーティスト。

 意外に中小も大手も56.5%と43.5%で大差が無い。

 中小は社外に委託する事が多くて自社社員自体は少ないのかなと思っていたが、そうでは無いようだ。

『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2017』追加

『CEDEC』から『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2017』が発表されました。
 http://cedec.cesa.or.jp/2017/outline/enquete.html
 http://cedec.cesa.or.jp/2017/documents/enquete_2017.pdf


 100-299人の規模と1000人以上の規模が抜きんでている事がわかる。

 大手と言われる300人以上を超えると一気に1000人突破までいくみたいだね。

 300人は一つの建物に入れるにはアップアップの人数だし、この数を超えると開発拠点を複数持たなきゃいけなくなる頃合いで、それで建物を増やせば従業員を多く募集する必要がでてくるしで、会社が大きくなるターニングポイントなのかもね。

『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2018』追加

『CEDEC』から『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2018』が発表されました。
 https://2018.cedec.cesa.or.jp/outline/enquete
 https://2018.cedec.cesa.or.jp/docs/ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査2018.pdf


 相変わらず大手一歩手前の300人未満と1000人以上の超大手のフタコブ型。

 何気に従業員人数1人が33社もあるな。

 2015年あたりは9社だったから、個人でゲームを作ろうって人がだいぶ増えた。

 ゲームエンジンが出てだいぶたつから、それが浸透してきてるんだろうな。

『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2019』追加

『CEDEC』から『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2019』が発表されました。
 https://cedec.cesa.or.jp/2019/outline/enquete
 https://cedec.cesa.or.jp/2019/docs/enquete_2019.pdf


 大手一歩手前の100〜299人と超大手の1000・2000人以上の山が二つある形はかわらないね。

 若干100〜299人の会社が増えたか?

 男女別は以下。


 ほぼ変わらないが、1000人規模の所の女性が多いのが目立つな。

 超大手入りするあたりだと労基に沿う所も増えて女性の雇用や労働環境がよくしようとし始める感じなのだろうか?
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CESA 『CEDEC』の『『ゲーム開発者の生活と意識に関するアンケート2013 (調査結果速報)』という報告書のデータ。
『CEDEC』の『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査2014 速報データ』という報告書のデータ。
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