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Q107
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Q107:ゲーム会社って転職多いの?

【ゲーム開発者の就業とキャリア形成 2013】の検索で出てくる報告書。

『CEDEC』によるアンケート調査の報告書の『ゲーム開発者の就業とキャリア形成 2013』の中に転職回数についての調査がある。
 http://cedec.cesa.or.jp/2013/enquete.html

 そこに添付されている二つのPDF。

 http://cedec.cesa.or.jp/2013/documents/enquete.pdf
 「Q24.あなたの転職回数についてお尋ねします。」の項。


 転職経験無しが38.9%となっている。

 ちょっと他業界と比較してみたい所だがいいデータが見つからないので【日本のサラリーマン 定着率】の検索で定着率の記事が無いか探してみた。

 『東洋経済ONLINE』の『2013年版「ホワイト企業」トップ300』の記事が出てくる。
 http://toyokeizai.net/articles/-/13467?page=3 ※非商用ならリンクOKらしいが、一応URLのみにしとく。

 新卒の3年後の定着率なので上のデータとそのまま比較できないのだが定着率100%の会社がゴロゴロあるのを見ると、やっぱり転職は多い業界と思われる。

 さらに上記PDFの正式に検討された報告版では
 http://cedec.cesa.or.jp/2013/documents/enquete_final.pdf

3.3
転職の回数(Q24)
転職の回数(基本属性別)は以下のとおりである(表3-3-1)。
(1)全体では、転職回数の平均は1.7 回で、「転職経験なし」が最も多く39.1%、
次いで、「1 回」が20.8%、「2 回」が13.0%、「3 回」が11.3%、「4 回」が7.2%、
「5 回以上」が8.9%となっている。
(2)性別では、男性と女性のいずれも転職回数の平均は1.7 回で、「転職経験な
し」が最も多く(男39.0%、女39.7%)、次いで「1 回」(男20.8%、女19.1%)、
「2 回」(男12.9%、女13.2%)と続き、大きな乖離はみられない。
(3)最終学歴別では、大学院修士課程修了(69.8%)、大学卒業(44.2%)、専
門学校卒業(33.7%)の「転職経験なし」が多くなっている。他方で、高等学
校卒業は「5 回以上」が最も多く34.3%に達しており、転職回数の平均は4.2
回である。
(4)年齢階級別では、20 代の「転職経験なし」が顕著に多く67.9%に達してい
る。30 代および40 代においても「転職経験なし」が最も多い(30 代27.1%、
40 代27.8%)が、転職経験を有する者はそれぞれ約7 割程度となっている


転職の回数(職種別)は以下のとおりである(表3-3-2)。
(5)職種別では、プロデューサー(P)およびディレクター(D)を除いた職種
において、「転職経験なし」が最も多く、とくに、テクニカルアーティスト(TA)
は62.5%と顕著である。転職回数の平均をみると、プロデューサー(P)とディ
レクター(D)は、他の職種と比べて多い(P2.8 回、D2.5 回)。


転職の回数(事業別)は以下のとおりである(表3-3-3)。
(6)事業別では、いずれも「転職経験なし」が最も多く、とくに、トイホビー
事業(75.0%)とアミューズメント施設事業(71.4%)で顕著である。他方で、
パチンコ・パチスロ事業、スマートフォン・タブレットゲーム事業、携帯電話
機ゲーム事業、PC ゲーム事業においては、転職経験を有する者は約6.7 割と
なっており、転職回数の平均も2 回超を示している。

 

 と説明がなされている。

 最終学歴別で、転職経験無しの率が、大学院修士課程修了(69.8%)と専門学校卒業(33.7%)で、差が2倍近くある事がわかる。

 待遇のいい院卒は留まる事が多く、専門卒は中小などから待遇改善を求めて上の会社へ実力で移り渡って行くという事なのかもしれない。

 また、職種別の転職回数でプロデューサの転職経験なし(0.0%)が際立つ。

 新卒で入った生え抜きのプロデューサがいないという事だから衝撃的。

 どこかの会社で実績を上げた人が転職してトップに置かれるという事だからやりきれない。

 まぁアンケート調査なので全てを網羅しているわけではないから、生え抜きプロデューサが回答してないだけかな?

 とりあえず自分の知っている範囲でも生え抜きでプロデュサーになった人は居る。

 あとは、事業別のスマートフォン・タブレットゲーム事業の転職経験無しが一番低いという結果は想像通りかな。

 ここ何年かで急激に大きくなった市場だからベンチャー的な入り方をした会社も多く、まだ人の出入りが激しい事業だったと想像される。
 
 ゲーム市場が出来たばかりの頃は「入って3年も経つと同期の人で残ったのは一人しかいない」といわれた業界だから、それに比べれば随分改善されていると思う。

 だが依然として定着が芳しくはないようだから、まだ一つの会社の中で生き残るためにかなり気合が必要。

 ゲーム業界を目指す人はそれを忘れずに頑張っていくべし

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転職サイトにはタイプが色々あるが、これは支援型。

↓↓以下に関連しそうな新しいデーターを追加↓↓


『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2017』追加

『CEDEC』から『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2017』が発表されました。
 http://cedec.cesa.or.jp/2017/outline/enquete.html
 http://cedec.cesa.or.jp/2017/documents/enquete_2017.pdf
 http://cedec.cesa.or.jp/2017/documents/enquete_2017_final.pdf

 2013年と比べてだいぶ数字が変わってたので。


 詳細版の解説だけ載せる(※図は速報版と違ってサイズが取りにくかったので今回載せなかった。
 詳しく見たい方はCEDECサイトの詳細版で直で見てくだされ)。枠中が詳細版の説明文。

ゲーム業界での転職回数を尋ねたところ、「0 回」が最も多く56.6%、次いで、
「1 回」が20.5%、「2 回」が9.8%、「3 回」が7.4%と続く(図2-6-1)

 だいぶ転職経験無しが増えた。安定してきたか?

ゲーム業界での転職回数を最終学歴別にみると、「中学校卒業」が平均4.00
回と最も多く、次いで、「高等学校卒業」が平均1.89 回、「専門学校卒業」が平
均1.20 回、「高専・短大卒業」が平均1.14 回と続く(図2-6-2)

 学歴が高くなるにつれて転職回数が減る傾向があるようだ。

ゲーム業界での転職回数を職種別にみると、「役員/管理職」が平均1.30 回と
最も多く、次いで、「ディレクタ」が平均1.08 回、「エンジニア」が平均0.94
回と続く。「プロデューサ」の転職回数が最も少なく、平均0.72 回となってい
る(図2-6-3)。

 なんというか、開発職は軒並み1回以下、管理職は1回以上で分かれている。
 実は現場の人の方が転職は少ないぽい。
 ちょっと意外な傾向。

ゲーム業界での転職回数を役職別にみると、「経営者」が平均2.63 回と最も
多く、次いで、「執行役員」が平均1.70 回、「部長クラス」が平均1.58 回、「リ
ーダークラス」が平均1.11 回と続く(図2-6-4)

 役職が高いほど転職が多い。
 役職が高い人ほど年齢が高い傾向があるから、これは当然といえば当然かな。

ゲーム業界での転職回数を従業員数別にみると、「300 人未満(中小企業)」
が平均1.19 回、「300 人超(大企業)」が平均0.74 回となっている(図2-6-5)

 中小は渡り歩く人が多く、大手は新卒から根付いた人が多い模様。

 ということで、転職でキャリアアップを図る人は、現場レベルでは転職1〜2回が目安。
 転職で社長や役員をを目指す人は転職2〜3回が目安という事になりますな。

『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2018』追加

『CEDEC』から『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2018』が発表されました。
 https://2018.cedec.cesa.or.jp/outline/enquete
 https://2018.cedec.cesa.or.jp/docs/ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査2018.pdf

 転職回数のデーター。


 転職回数が0回が56.6%→59.0%に増えてる。

 平均値も0.87回で生え抜きの方が多いとなっている。

 転職回数4回以上って猛者も、全体からすれば5.6%ほどのレアな人ということになる。

 基本は新卒採用で入社が良い。

 そうでなく転職で狙いの会社を目指す人は3回以内に目的の会社に辿り着いたほうが良さそう。

『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2019』追加

『CEDEC』から『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2019』が発表されました。
 https://cedec.cesa.or.jp/2019/outline/enquete
 https://cedec.cesa.or.jp/2019/docs/enquete_2019.pdf


 0回がちょっと減ってるが概ね変わらない。

 2回目でグっと減って5回目からは1%台に。

 なんぼ転職の多い業界といっても転職回数が多ければ雇う方も警戒するから、
あまり激しく転職するのは控えた方が良いと思う。

 男女比は以下。


 こちらはあまり変わらないね。

 ただ、10回以上転職している女性が0.2%もいるのはちょっとびっくり。

『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2022』追加

『CEDEC』から『ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査 2022』が発表されました。
 https://cedec.cesa.or.jp/2022/outline/enquete.html
 https://cedec.cesa.or.jp/2022/docs/enquete.html


 ゲーム業界での転職は半分以上が0回なのは変らず。
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CESA 『CEDEC』の『ゲーム開発者の生活と意識に関するアンケート2013 (調査結果速報)』という報告書と
『アンケート調査報告書「ゲーム開発者の就業とキャリア形成 2013」』という報告書
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